• 介護について

はじめての在宅介護。まず知ってほしい基本とは?

この記事では在宅介護について詳しく説明しています。
家族に介護が必要になったとき、まず在宅介護から始めようかと悩まれる方も多いと思います。
今回は在宅介護の基本についてご紹介します。

こんにちは。富山県で家事代行/訪問介護サービスを提供している中央ケアーサポートの水上です。
コチラでは家政婦の家事テクニック、介護におけるアドバイスをお届けします。
家事のこと、介護のことなら中央ケアーサポートにお任せください!

 

家族に介護が必要になるとまずは在宅での介護を選ばれる方も多いと思います。在宅介護には、介護される高齢者の方が住み慣れた自宅で穏やかに過ごすことができるというメリットもありますが、介助者となる家族にとっては負担が大きい側面もあります。

在宅介護は介護される高齢者と介助する家族、両方の尊重し、様々な選択をしていくことがポイント。
今回は在宅介護の基本についてご紹介します。

 

在宅介護の3つのメリット

在宅介護のメリットを3つご紹介します。

 

住み慣れた自宅での生活を続けられる

住み慣れた自宅での在宅介護。在宅介護は生活環境の変化が少なく、要介護者がストレスをあまり受けることがないのが大きなメリットです。

慣れ親しんだ自宅を離れ、新しい環境で暮らすことはストレスになります。施設によって異なりますが、好きな時間に食事を取ったり、買い物に行ったり、お茶を飲んだりすることが難しくなります。
住み慣れてきた自宅で生活を続けることができる。これが、在宅介護の最大のメリットです。

 

本人が安心して介護を受けられる

施設に入所すると集団生活が基本となります。生活スタイルが違う高齢者と過ごすと多少なりともストレスがかかってくるでしょう。在宅介護は自分のペースで過ごすことができます。家族に見守られながら生活を続けられることも、本人にとって安心できる環境になるでしょう。

 

環境にあわせて介護サービスを調整できる

在宅介護になるとケアマネジャーとよばれる介護支援専門員(以下 ケアマネ)が、介護内容の相談に乗ってくれます。

介護サービスには通所系サービスから訪問系サービス、福祉用具貸与に至るまで様々な種類があります。ケアマネは介護の必要度合いに応じた介護保険サービスを適切に利用できるよう、ケアプランの作成をおこないます。

施設に入所すると毎日のスケジュールが決められていて自分では決められません。しかし在宅介護では、介護保険サービスを受ける時間帯などを、本人と家族で相談して決めることができます。そのため、本人にとっては自由度が高く、ストレスが溜まりにくい日常を過ごせます。

 

在宅介護の大変なポイント

介護が必要な度合いを示す「要介護度」にもよりますが、在宅介護になると様々な覚悟が必要になってきます。在宅介護の大変なポイントをご紹介します。

 

介護者の時間的な負担が大きい

在宅介護になると介護者の時間的な負担が大きくなります
介護度にもよりますが、介護度が低いと時間の負担は比較的に少なく済みますが、要介護度が高くなるにつれ、介護に携わる時間が長くなります。

 

介護に携わる時間が長くなると介護者の負担はかなり重くなっていきます。介護度が高くなると24時間体制のケアが必要になってきます。

 

家族だからこそお願いしづらいことがある

在宅介護になると家族の手助けは必要不可欠です。どんなことでも手助けしてもらう必要があります。その中には家族だからこそお願いしづらいことも。

 

特に排泄介助は家族の手を借りることが辛いこと。家族への気兼ねもありますし、恥ずかしさもあります。要介護の方の気持ちを思えば、「大丈夫だよ」「気にしないで」などと声をかけて、手早くできるのが理想ですが、精神面でのハードルが高いことでもあります。

 

排泄物の始末は簡単に慣れることではなく、肉体的な大変さはもちろんですが、精神的にきついと感じる方が多いでしょう。

 

介護者の不在時にすぐに対応できない

施設に入所すると介護スタッフは交代制になり、24時間周りに必ず人がいます。しかし、在宅介護になると、家族がいない時間も生まれます

 

要介護者が認知症になると家族が目を離した隙に徘徊するようになることも。在宅介護の場合、介護者の不在時にすぐに対応できず、事件や事故に巻き込まれることもあるかもしれません。

 

在宅介護で揃えたいアイテム

 

 

在宅介護になると揃えたいアイテムが増えます。まずは慌てて購入せず、必要なものをどう揃えばいいのか、ケアマネさんに相談しましょう。

 

小さなアイテムは100円ショップがオススメ。100円ショップには介護用品コーナーがあります。併せてベビー用品コーナーもチェックして揃えましょう。大きな物になるとレンタルできる場合もあります。

 

食事介助で便利なアイテム

食事に使うアイテムをご紹介します。

・食事用エプロン(使い捨ても◎)
・介護者用割烹着
・すいのみ
・ソフトスプーン(赤ちゃん用のシリコンスプーンでも代用可)
・うがい受け
・歯みがき用のティッシュスポンジ
・ストロー付きコップ

 

排泄介助で便利なアイテム

排泄に使うアイテムをご紹介します。

・腰掛け便座
・紙おむつ
・尿取りパッド
・お尻拭き使い捨てシート
・洗浄用ビデ(調味料用ボトルドレッシングで代用可)
・おむつ用消臭ポリ袋
・使い捨て手袋

 

その他の便利なアイテム

ベッド周りや入浴補助に便利なアイテムを紹介します。
・床ずれ防止マット
・コールボタン(配線不用)
・泡ボトル

 

中央ケアーサポートの在宅介護事例

中央ケアーサポートを利用している在宅介護のご家族をご紹介します。
Aさん家族は80代のお姑さんと40代前半の共働きご夫婦、中学生、小学生の2人のお子さんがいる5人家族です。

 

お姑さんが要介護になったため、介護、育児、家事は奥様がすることになりました。奥様は仕事と介護、家事の両立に心身ともに疲れ果て、離職するか悩んでおられました。

そんなとき、中央ケアーサポートに相談され、介護保険内サービスと併せて、家事代行も利用することに。介護保険内サービスにあたる、ホームヘルパーの利用と介護保険外にあたる家事代行サービスを利用し、掃除、洗濯、調理などに伺っています。サービスを受けられて2年が経ちました。奥様は仕事を続けられているそうです

介護保険内サービスプラン
頻度:週7回
時間:1時間 /回
内容:オムツ交換、身体を拭くなど
家事代行プラン
頻度:週2回
時間:2時間 /回
内容:掃除、洗濯、調理など

 

中央ケアサポートに任せてみませんか?

在宅介護はいざ始めても「続けることが難しい」と思ったら、家族で話し合ってみることが肝心です。介護はゴールが見えないため、いつまで続くか分からない介護生活に心身ともに疲弊してしまう人も多いのが実情です。

 

要介護者と介護者がお互いに健全な介護生活を送っていくためにも、地域包括支援センターへの相談、施設入居の検討など、常にアップデートをしていきましょう。自分の身体や気持ちを守ることも、大切にしてくださいね。

 

在宅介護、家事に関することで悩まれたら何でも中央ケアサポートにお気軽にご相談ください。
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