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通院・外出介助で介護保険は使えるの?

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在宅介護していると「通院・外出」がひとつの課題になることがあります。
通院や外出が必要な時に、家族がどうしても時間を合わせられないことがあったり、車まで移動するときも介護する方が1人だけでは介助が難しかったり…。
そんな通院・外出時の悩みを解決するのが、プロの介護ヘルパーによる「通院介助サービス・外出介助サービス」です。
ところでこのサービスって、介護保険の対象になるのでしょうか?

富山県で家事代行/訪問介護サービスを提供している中央ケアーサポートの水上です。コチラでは家政婦の家事テクニック、介護におけるアドバイスをお届けします。家事のこと、介護のことなら中央ケアーサポートにお任せください!

 

訪問介護サービスの中で「通院介助・外出介助」については「介護保険サービスの対象になるか否か」を含め、特にお問い合わせが多いサービスです。

家の中以外で行われる「通院・外出介助」の負担を軽減されたい方は、今回ご紹介する「通院介助・外出介助サービス」をご利用されることをオススメします。

介護保険が適用されるのか、自費負担になるのかを確認した上で、介護する方にとっても介護される方にとっても心地良い通院や外出の実現を目指しましょう。

 

通院介助・外出介助とは?

一人での通院や買い物などに行けない方のために、外出の手助けを行うことです。

歩行に不安がある方や車いすの方のサポート、トイレの付き添いなども含まれます。

最近では運転はもちろん、乗降介助なども行う「介護タクシー」を利用し、外出される方も増えていますね。

そんな通院介助や外出介助ですが、介護保険サービスを利用して介護ヘルパーが行う介助については「ここからここまでの介助が介護保険の対象になる」という範囲が、細かく定められており「できること」「できないこと」があるのです。

 

「通院介助・外出介助」は、

どんな場合に介護保険に認められるの?

通院される場合、介護保険では「ご自宅での外出準備から病院受付での受診手続きまで」「会計や薬の受け取りから帰宅まで」しか算定する事ができません。

 

また外出介助についても、生活に必要な日用品の買い物には付き添えますが、映画鑑賞やお花見など趣味やイベントを楽しむことなどにも付き添えません。

介護保険の範囲内だけでは、病院内での付き添いや日用品以外の買い物などの通院介助や外出介助に、介護ヘルパーが付き添うことはできないのです。

ということは例えば通院される場合、医療スタッフが不足している病院内などでは、一人ですべてを行わなければならない可能性もあるということです。

 

では、外出介助にはどのような区分があるのでしょうか?

介護保険サービスとして「認められる外出介助」「認められない外出介助」に分類してご紹介します。

 

介護保険利用が認められるサービス

●通院

 (自宅での外出準備から病院受付での受診手続きまで)

 (会計や薬の受け取りから帰宅まで)

 (病院までの交通手段はタクシーに限ります)

●日用品の買い物

●選挙の投票

●役所への届出(原則として郵送できないものに限ります)

●デイサービス事業所や介護保険施設などの見学

●ご家族へのお見舞い(頻繁でない場合に限ります)

 

介護保険利用が認められないサービス

●日用品以外の買い物・外食

●スタッフの車に乗っての通院

●病院内や院外薬局での付き添い

●通勤

●趣味嗜好にかかわるもの(ドライブ・カラオケ・映画鑑賞など)

●冠婚葬祭への出席(結婚式・法事・葬式・墓参りなど)

●地域行事への参加(お祭りやなど)

 

中央ケアーサポートの対応事例

このように細かく区分されている介護保険サービス。

しかし一人での通院や外出が難しくなった場合、いろいろな事情から必ずしも家族の方が介助できるとは限りません。

そんな時は、ぜひ私たちの「外出介助サービス」をご利用ください

介護保険の認定やご利用の有無に関係なく、必要に応じて利用できるサービスです。

通院の場合は、例えばご自宅から病院内、診察室や検査室までの移動、トイレ介助、院外薬局での介助など、介護保険対象外の介助をご出発からご帰宅までお手伝いさせていただきます。

高齢者の方などが一人で外出ができない(歩行ができない、一人での外出は精神的に不安)などの場合にもご利用をいただいています。

 

ケース①

月に1回の病院受診(内科、整形外科)が必要なお客様です。

杖歩行によりご自身で歩く事はできますが、①院内で2ヶ所の科を回る事が大変なこと、②問診結果を聞いたり会計などが1人では不安なことが介助を必要とされる理由です。

普段は息子さんが同行されていますが、毎月1回の通院のため必ず仕事を休まなければならず、中央ケアーサポートの通院介助をご利用されています。

 

ケース②

軽い認知症のため、精神的に不穏になられる方。

定期的に歯科クリニックの受診が必要なお客様です。

何度かお一人で受診されましたが、待合室で不穏になられたので、クリニックよりご家族と一緒に来てほしいと連絡があったことが理由です。ご家族も仕事があるため同行できず、中央ケアーサポートの通院介助をご利用されています。

 

中央ケアーサポートに任せてみませんか?

介護保険サービスでは対応できなくても生活に必要不可欠なこと、日常的ではないけれどたまにはしたいこと。家事代行や介護予防など、その他のサービスと組み合わせて利用できる場合がたくさんあります。

私たちは通院や外出のお手伝いをただするのではなく、お客様が希望される生活スタイルを尊重し、より快適に過ごせるよう、サポートさせていただくことを心がけております。

 

サービスの流れ

通院介助の場合……

❶担当スタッフがご自宅へ訪問します。

❷タクシーにご利用者様と一緒に乗り、病院へ向かいます。

❸病院へ到着。

❹ご本人様と共に院内での移動(診察室、検査室、トイレなど)を行います。

❺病院会計をします。

❻タクシーを呼びます。

❼タクシーに乗り、一緒に帰宅。

❽玄関までお送りし、サービス終了です。

通院介助サービス
例……1回の受診(3時間程度の場合) ※金額はすべて税込です。

2,200円×3時間=6,600円+交通費600円(旧富山市内)

1回あたりの料金…7,200円※タクシー料金はお客様のご負担となります。

外出介助の場合……

❶担当スタッフがご自宅へ訪問します。

❷タクシーにご利用者様と一緒に乗り、目的地へ向かいます。

❸目的地に到着。

❹ご本人様と共に移動します。

❺タクシーを呼びます。

❻タクシーに乗り、一緒に帰宅。

❼玄関までお送りし、サービス終了です。

外出介助サービス
例……1回の外出(2時間程度の場合) ※金額はすべて税込です。

2,200円×2時間=4,400円+交通費600円(旧富山市内)

1回あたりの料金…5,000円※タクシー料金はお客様のご負担となります。

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