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高齢者の家が汚くなる原因って?対処法を知って家族も家も守ろう!

この記事では高齢者の家が汚くなる原因について詳しく説明しています。高齢になればなるほど家が片付けられない方が増えていきます。汚くなってしまった高齢者の家に困っているご家族の方も必見です。

こんにちは。富山県で家事代行/訪問介護サービスを提供している中央ケアーサポートの水上です。
コチラでは家政婦の家事テクニック、介護におけるアドバイスをお届けします。
家事のこと、介護のことなら中央ケアーサポートにお任せください!

 

離れて暮らす高齢の高齢者の家に顔を出すとゴミが放置されていたり、物が積み重なっていたり、臭いが気になったりしたことはありませんか?

気を効かしてご家族が無理に片付けを促すと、関係がこじれてしまうこともあります。

今回は高齢者の家が汚くなる原因と汚くなってしまった高齢者の家をご家族がフォローしていくポイントについて紹介します。

 

高齢者の家が汚くなる原因は?

高齢者の家が汚くなる原因についてご紹介します。

 

気力/体力の低下

家を片付けるには体力と気力が必要です。
若いころには当たり前にあった体力と気力。年齢とともに体力と気力が衰え、その時はじめて、片付けには力が必要だったと気づきます。体力と気力が低下すると重い腰があがらず、しゃがみながら水回りを掃除することも、掃除機を取りに行くことでさえ億劫になります。その結果、家が片付けられなくなってしまうのです。

 

判断力/理解力の低下

昔から片付けが苦手な人に限らず、片付けるには判断力が必要です。ゴミの判別、掃除の場所に適した掃除道具など片付けるたびに判断する必要があります。

 

また、歳を重ねると感覚が鈍っていくことで鼻も効きにくくなり、目も見えにくくなります。臭いが分からなくなるため、ゴミが溜まっていても気付きにくくなり、ホコリ、汚れにも関心がなくなります。最初の頃のきれいな状態が分からなくなり、きれいな状態を作ることが出来なくなります

 

物を捨てられない気持ち

「捨てること=悪」の道徳観が身についている高齢者世代。包装紙にスプーン、紙袋などもう使うことはないのに「いつか使うかもしれないからもったいない」と考えている人も少なくありません

また、子どもの膨大な写真やベビー服、プレゼントなど、処分しようにも思い出が染みついていて捨てられないというケースもあります。物を捨てられない気持ちは邪険にせず、寄り添ってから掃除をフォローしましょう。

 

片付けるためのステップ

高齢者の家を片付けるためのステップを紹介します。

 

必要最低限のルールを作る

物が収納されたきれいな部屋よりも、高齢者には手に届きやすく一目で分かりやすい収納の部屋の方がだんぜん楽に暮らせます。

肝心なことは清潔に過ごすこと。ゴミはゴミ箱に捨てる。ゴミ箱の中身は処分する。洗濯物は洗って干すだけにしておくなど生きるためのシンプルなルールだけを守ってもらえるようにしましょう。

 

家族がフォローする

片付けや掃除をする際は必ず高齢者に納得してもらってから片付けを進めましょう。決して勝手に処分はしないでください。はたから見ればゴミに見えても、本人にとってみると大事なものかもしれませんし、置いている場所にもルールがあるかもしれません。

 

勝手に捨てると高齢者はパニックになることもあります。特に認知症の方の場合は多くのモノを処分することで悪化する可能性も。本人にとって大切なもの、思い出の品、いつも使っているものは残しておきましょう。

 

片付けは無理強いすると信頼関係が壊れることもありますが、経験上、水回りの掃除はどなたにも喜ばれやすいです。洗面所、トイレ、お風呂の掃除は定期的に掃除してあげましょう。何事も本人の意向に沿い、尊重してください。

 

介護サービス、家事代行サービスを利用する

家は一旦きれいな状態にしたとしても定期的にやらなければ意味はありません。
定期的にできない場合は介護サービスや家事代行サービスを利用してみるのもオススメです。介護サービスは高齢者が使っている場所だけ、生活動線の部分だけなど制約が数多くあります。
家事代行サービスとして利用すると掃除する範囲も広くなり、満足度も高くなるでしょう。

 

掃除サービスの利用事例

高齢者の家を定期的に掃除する家事代行サービスの利用事例を2つご紹介します。

 

80代半ばの一人暮らしの男性Aさんの場合

80代半ばの一人暮らしの男性Aさんのケースをご紹介します。
数ヶ月前に奥さまを亡くされたAさん。Aさんは奥様がお亡くなりになるまで一切家事をされたことがありませんでした。奥様が亡くなられたあと、汚くなっても片付けられない部屋で過ごされていました。

 

「父がどう過ごしているか見守ってほしい」と遠方に住む娘さんからのご依頼をいただきました。家事代行サービスについて、最初は乗り気ではなかったAさん。

 

当初は週1回2時間伺っていましたが、今ではスタッフが来ることを楽しみにしておられます。伺う回数も増え今では週2回2時間、掃除から調理、洗濯物たたみを中心にサービスを利用していただいています。

 

「掃除もありがたいし、出来立ての温かい料理が家で食べられるなんて」とAさん。人の温もりを感じることが出来る点も家事代行サービスのメリットです。

 

プラン
頻度:週2回
時間:2時間/回
内容:掃除、調理、洗濯物たたみ

 

90代半ば一人暮らしの女性Bさんの場合

90代半ばの一人暮らし女性Bさんのケースをご紹介します。
Bさんには近場に息子さんが住んでおられますが、頻繁にお世話ができないと困っておられました。介護保険サービス1時間、保険外サービス1時間の併せて2時間を利用していただいています。

サービス内容は介護保険で調理を、保険外で掃除を利用していただいています。
介護保険サービスには利用できる範囲に限度があり、風呂の磨き上げなど介護保険では出来なかった掃除は保険外サービスでサポートさせていただくようになりました。中央ケアーサポートでは介護保険サービスと家事代行サービスの使い分けのフォローもさせていただいています。

プラン
頻度:週1回
時間:2時間/回
内容:掃除、調理

 

まとめ

片付けが嫌いな高齢者もいますが、高齢者の機能的に片付けは難しいことがお分かりになったかと思います。
片付けは放置しておくと部屋中にたくさんのゴミやモノがあふれて不衛生な状態になります。かといって無理強いして一方的に片付けるとお互いの信頼関係にヒビが入ってしまうかもしれません。

 

安全を脅かすような不要なモノは処分し、床や高いところにはモノをなるべく置かないなど、家族が寄り添って、安心安全に暮らしていける状態をゴールとしましょう。

 

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