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高齢者のお家を一気に時短掃除!最大のコツはすでに片付いた状態をつくること

ご高齢の家族の家を誰がどうやって掃除するか。別々のお家で暮らされている方にとっては大きな問題といえるでしょう。
問題解消のためのコツと掃除の方法をご紹介いたします!

こんにちは。富山県で家事代行/訪問介護サービスを提供している中央ケアーサポートの水上です。
コチラでは家政婦の家事テクニック、介護におけるアドバイスをお届けします。
家事のこと、介護のことなら中央ケアーサポートにお任せください!

 

ご高齢の家族と別のお家で生活される方にとって、ゴミや汚れが溜まった環境ではなく、清潔なお家で暮らしてほしいと思うものです。

 

今回は、ご高齢の家族が家を清潔に保てるようにサポート出来ることをご紹介します。

 

掃除をしなくても良い状態をつくる

 

ご高齢の家族と別のお家で生活をしている方にとって、ご家族がきれいなお家で生活することができているか心配なものです。

 

毎日ご家族のところへ行って掃除をしてあげたい気持ちはあっても、親世帯と異なる場所に住んでいたり息子娘夫婦が仕事で忙しくしていたりすることよって、現実的に難しい場合も多いでしょう。

 

また、ご高齢の家族が昔のように適切な判断をすることが難しくなっていることや、パートナーに先立たれて身の周りの家事ができないなどの理由によっても、家が散らかってしまうことがあります。

 

そこで、きれいなお家をできる限り保つための方法をご紹介いたします。

 

断捨離を行う

モノが多いことが原因で、家が散らかってしまうことがあります。
モノの量を減らすことがきれいな家への第一歩となるでしょう。

 

モノを溜めてしまう、捨てられないといったご高齢の方は多くいらっしゃいます。

ご高齢の方が生きてきた時代を考えると、モノが潤沢にあったとは言えない時期を過ごされた方も多いはずです。
モノを捨てない、活用するという考え方から、使わなくなったモノまで大切に取ってある方がよくおられます。

 

こうした長年の習慣を変えることは難しいことです。

 

そこで、断捨離は急かさず、あせらず一緒にすすめるようにしましょう。
一日に一気に行うのではなく、部屋やスペースごとに区切ってすすめていくのがおすすめです。

 

断捨離の際は、とにかく捨てていくという形ではなく、ものを「仕分け」していく姿勢を取ると、心理的な抵抗感が少なく、モノを減らしていくことができます。

 

仕分けの際は、「必要」「不要」「保留」の3つに分類して考えていきましょう。
最初は保留ばかり増えていくかもしれませんが、不要なものが少しずつ見つかるだけでも大きな一歩になります。

 

掃除のルーティーンをつくる

日々やらないといけない掃除はルーティーン化することがおすすめです。
簡単な掃除だけでも良いので、できることは毎日のルーティーンにするよう、ご高齢の家族に伝えてみましょう。

 

例えば、キッチンは、水回りと火の回りの汚れを落としましょう。

水回りであれば、調理器具や食器を洗った後に、シンクにも洗剤をかけて、シンク用のスポンジで少し洗ってあげるだけで水垢はたまりにくくなります。

火の回りであれば、調理後に飛んだ具材等はキッチンペーパーで拭き取るなどちょっとした後処理を続けるのが大切です。

 

ただし、高いところにある換気扇の掃除や包丁の手入れなど、怪我をする可能性がある掃除はルーティーンから外してあげるようにしましょう。

 

必要最低限のルールを作る

整理整頓が行き届き、ゴミがひとつも落ちていないような部屋は、理想的ではありますが、毎日それを目指すのは難しいです。
最低限、部屋が清潔に保たれている状態を目指すのが肝心です。

 

ゴミはゴミ箱に捨て、ゴミ箱の中身は週に1度は処分する、といった必要最低限のルールをつくるようにしましょう。

 

ルールを作れば、それが出来ているかどうかを確認すれば良いので、忙しい合間でも対応の時間を作りやすくなります。

 

することだけを決めて掃除をする

 

家が一度きれいな状態になり、不必要なものがなくなった後は、最低限の掃除を行っていけば、自ずと家はきれいになっていきます。
こちらでは、最低限やっておきたい掃除をご紹介します。

 

【リビング】

◎カーペットやソファ
カーペットクリーナーで髪の毛やホコリを取る・掃除機で吸う

 

◎電化製品や床、コンセントのホコリ
雑巾で乾拭き・掃除機で吸う

 

◎テーブルや窓ガラス
雑巾で水拭き・仕上げに乾拭きする

 

【キッチン】

◎シンクの排水口
排水口に重曹を振り掛け、その上に酢をかける
ブラシやスポンジでぬめりをこすり落としたら、水で洗い流す

 

【バスルーム】

◎バスルーム全体
カビには「塩素系」のカビ取り剤を使うと効果的
気になる部分へカビ取り剤をかけたら、スポンジやブラシでカビをこすり落とし、最後に45度以上のお湯をかけて殺菌する

 

◎バスルームの排水口
まず排水口の髪の毛やアカなどを取り除いてから、重曹を振り掛ける
その上に酢をかけたらブラシやスポンジでぬめりをこすり落とし、水で洗い流す
仕上げに45度以上のお湯をかけて殺菌する

 

◎壁・床・鏡・蛇口の水アカ
バスルームに発生する水アカには「クエン酸」を使うと効果的
クエン酸の粉末を気になる場所に振り掛け、ブラシやスポンジで水アカをこすり落とし、最後に45度以上のお湯をかけて殺菌する

 

【トイレ】

◎床・便器の尿はね
日頃からトイレの掃除シートを常備し、汚れに気づいたときに拭き取る

 

【玄関・廊下の掃除方法】

◎玄関
まずは全体をホウキで掃く
シューズボックスの扉を開け空気を循環・乾燥させることで、湿気を取り除きカビやニオイの発生を防ぐ

 

◎廊下
モップをかける

 

 

これらの全てを毎日しなくてはならない、とは思わなくて大丈夫です。
出来るところからルーティンに組み込んで、少しずつ掃除の習慣を作っていきましょう。

 

難しい場合はプロにお願いをする

 

家はどうしても定期的な掃除が必要な場所です。

 

定期的にできない場合は介護サービスや家事代行サービスを利用してみるのもオススメです。

 

ただし、介護サービスは高齢者が使っている場所だけ、生活動線の部分だけなど依頼の際の制約が数多くあります。

 

家事代行サービスとして利用すると掃除する範囲も広くなり、満足度も高くなるでしょう。

 

まとめ

まずは家の中のモノを減らし、ルーティンとルールを作って家を清潔に保てるようにしましょう。
どうしても難しい場合はプロにお願いするのもひとつの手です。介護サービスを利用するのが良いか、家事代行サービスを利用するのが良いか、お家の状態にあわせて検討してみましょう。

 

家事に関することで悩まれたら何でも中央ケアサポートにお気軽にご相談ください。
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