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心身を健康に保つサポート|高齢者の入浴を見守るときの注意点をご紹介

ご高齢の方が入浴される場合、体調を崩してしまうことや、転倒し怪我をしてしまうことなどがあります。そうした事態を防ぐために、今回は入浴前・入浴時の見守りの注意点を理解しておきましょう。

こんにちは。富山県で家事代行/訪問介護サービスを提供している中央ケアーサポートの水上です。

コチラでは家政婦の家事テクニック、介護におけるアドバイスをお届けします。

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元気にしておられるご高齢の方でも、入浴時の怪我や体調不良は心配なものです。

今回は、ご高齢のご家族が入浴される際に確認しておくべきこと、声かけの注意点をご紹介します。

 

入浴の目的

入浴には以下の3つの目的があります。

 

・身体を清潔にする

・感染症の予防

・リラックス効果

 

ご高齢の方は免疫力が下がっていることが多く、尿路感染症や皮膚感染症にかかりやすいとも言われています。入浴により身体を清潔にすることで、細菌による感染症を防ぎましょう。

また、身体を温めることで血行が促進され、副交感神経が刺激されることでリラックス効果があります。

 

入浴前の確認事項

入浴前は以下の2点を確認するようにしましょう。

 

入浴される方の健康状態

食後は食事性低血圧を起こしやすくなっています。

入浴中に体調を崩す可能性があるため、食後30分~1時間前後の入浴は出来るだけ避けましょう。

 

また、空腹時は、水分不足や血糖値の低下を引き起こし、めまいや貧血などの体調不良の恐れがあるため、食後同様、入浴は避けるようにしてください。

 

入浴前から体調が優れない場合は、入浴をやめるようにお声がけをしてください。時間をおいて回復してから入浴すると良いでしょう。

 

また、脱水症状を防ぐため、入浴の前後で水分補給をすることも大切です。

 

浴室の状態

急激な温度変化で身体に負担がかり、めまいや吐き気、動悸を引き起こす「ヒートショック」の対策をしましょう。あらかじめ脱衣所を温めておき、湯船の温度は38~40度にしておくと良いでしょう。

また、ご高齢の家族より先に入浴される場合は、後から入浴したご高齢の家族が滑って転ばないように、泡や石鹸の残りをしっかり洗い流しておきましょう。

 

入浴を見守る時の注意点

入浴される方がご高齢の場合、元気に見えても入浴時に体調が急変することがあります。

入浴中は、家事をしながら少しでも気にかけてあげるようにしましょう。

 

以下のような場面にならないか、特に注意してあげてください。

 

・入浴中に静かな時間が続いている

・シャワーが止まらない

・入浴者の動きが感じられない

・大きな物音が聞こえた

 

溺れたり転倒していた場合は、落ち着いて家族と連携をとり対応しましょう。

 

気づかいとして声かけを行っていても、ご高齢の方がお元気な場合、煩わしいと言われてしまうこともあるかもしれません。

しかし、自分で思う身体の調子と実際の状態は一致しないことも多いです。

お互いにとって最適な頻度で声かけやノックなどの確認をしていけるようにしましょう。

 

身体が不自由な方への対応

身体が不自由な方で、ご自宅での入浴を希望される場合があります。

車椅子の方やご高齢の方は浴室内での怪我のリスクが高いため、どれだけご自宅での入浴を望まれた場合でも、安易に承諾しないようにしましょう。

必ずケアマネージャーさんに相談し、自宅での入浴が適切か、デイサービスを利用するのが適切かを判断するようにしましょう。

 

まとめ

入浴者の健康状態と浴室の状態をしっかり確認したうえで、適切な声かけを行うことが大切です。

ご家族での対応が難しい場合は、必ずケアマネージャーさんに相談するようにしましょう。

 

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