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病院の付き添いは介護保険でサポートしてもらえる?知っておきたい介護の基本

この記事では、病院への付き添いに関する悩みと介護保険の適用範囲について詳しく説明しています。介護の負担を1人で抱え込んでしまっていませんか?介護で利用できるサポートについてもご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

こんにちは。富山県で家事代行/訪問介護サービスを提供している中央ケアーサポートの水上です。

コチラでは家政婦の家事テクニック、介護におけるアドバイスをお届けします。 家事のこと、介護のことなら中央ケアーサポートにお任せください!

 

要介護者が身近にいる場合、付き添って病院にいくこともあるでしょう。 今回は、病院への付き添いに関する悩みと、それらを緩和するサポートをご紹介します。

 

病院への付き添いに関わる家族の悩み

①仕事を頻繁に休めない

病院への付き添いは、かかる時間を予測することが難しく、多くの人は仕事を休んで病院へ付き添っています。
年に1~2回で済めば良いのですが、大半は月に2~3回以上の付き添いとなり、その度に自己都合で会社を休まなくてはいけません。
頻繁に会社を休むことは難しく、それが長期的に続くとなると理解のある会社でも関係性が崩れてしまうことがあります。

 

②通院に時間がかかる

現在は家族と要介護者が離れた場所に住んでいる場合が多く、家族が迎えに行くことも簡単ではありません。
通院だけでなく、家から病院までの移動時間、診察までの待ち時間、診察から精算の時間…と、ほとんどが待ち時間なのに1日かかってしまった、なんてケースも多いです。

 

③遠方に住んでいるため帰ることが難しい

自分と要介護者が異なる県に住んでいる場合、交通費や滞在費がかかるため、頻繁に帰ることは困難です。
可能だったとしても、それらが積み重なると金銭的に大きな負担となってしまいます。

 

また、遠方に住んでいる場合、日頃どんな薬を飲んでいるか、食事で気をつけていることは何かなどがすぐには分からず、緊急の対応があった場合困ってしまうことも。

 

④自分一人で抱え込んでしまう

自分の親であることから、介護の負担を1人で抱え込んでしまい、ストレスで体調を崩してしまうケースも少なくありません。
兄妹がいても、遠方に住んでいたり、仕事が忙しいなどの事情から手を借りられない場合、1人で介護を続けなければならないのではという不安もあるでしょう。

 

また、比較的仕事を休みやすいという理由から、女性だけが介護に関わっている場合が多いのが現状です。
ストレスと不安の悪循環で介護者が潰れてしまう前に、介護保険を活用しましょう。

 

介護保険の利用

介護保険とは、介護を必要とする方に費用を給付し、適切なサービスを受けられるようにサポートする保険制度のことです。
介護保険を利用するには、まずは地域包括支援センターに相談しましょう。
そのうえで、介護サービスでカバーできる範囲を知っておくことが大切です。
以下に詳しく説明していきます。

 

介護保険で対象となる方

介護保険の利用対象者は、要介護認定を受けている人のうち、要介護1~要介護5と認定されている方に限られます。

 

要介護認定の流れについて、詳しくは厚生労働省のページををご覧ください。

 

介護保険で利用可能なサービス

通院介助に関して、介護保険で利用可能なサービスは以下の通りです。

 

  • 受診するための準備(家での着替え・トイレ介助・持ち物チェックなど)
  • 家から病院の玄関まで付き添い
  • 移動時の介助や見守り
  • 病院の玄関から家までの帰り道付き添い

 

通院前後の寄り道や自宅以外の場所からの通院、要介護1~要介護5以外の高齢者の通院介助は範囲外となりますので、ポイントとして覚えておくと良いでしょう。

 

また、病院内での対応は基本的には通院介助の範囲外となり、受診の手続きは病院のスタッフが対応してくれます。
しかし、院内スタッフで対応できない場合、例外的に通院介助の対象となる場合もあります。適用範囲をしっかりと確認しておきましょう。

 

介護保険でできないこともある

寄り道や病院内での対応に加え、要支援段階の方や、支援・介護を必要としていない方は介護保険の対象外となります。

 

支援・介護を受けたい場合、訪問介護の介護保険制度外サービスを利用する方法もあります。
様々なサービスがあるので、ニーズに応じて利用しやすいサービスを利用しましょう。

 

ケアマネージャーへ相談してみる

「どんなサービスがあって、どれが自分たちに適しているか分からない」という場合も多くあるかと思います。 その場合は、ケアマネージャーに相談してみましょう。

 

ケアマネージャーとは、要介護者や介護者が、それぞれの状況に応じ適切な介護サービスを利用できるよう相談を受けたり、市町村や事業所との連絡・調整を行ってくれる専門職のことです。

 

例えば、民間タクシーを利用しながら介護保険外のサービスを併せて利用すると要介護者も家族も負担が少なく済む、といった、家族のケースに合わせたサポートを提案してくれます。
ほかにも、施設への入所を希望する場合は適切な施設を紹介してくれるなど、介護に関わるサポートや手続きを行ってくれるので、困った時は相談するのがおすすめです。

 

まとめ

介護に関する悩みは尽きないもの。介護保険や様々なケアサービスを利用して、負担を抱え込みすぎないようにしましょう。

介護保険外の通院介助サービスが充実している中央ケアーサポートでは、ケアマネージャーの方と連携して、ケースに合わせたサポートを提案しております。

 

家事や介護に関することで悩まれたら何でも中央ケアサポートにお気軽にご相談ください。

中央ケアーサポートはプロの技術で大切な休息時間と心のゆとりをお届けします!