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高齢者のための食事づくり | 高齢者に喜ばれる簡単レシピも紹介

この記事では高齢者に向けた食事づくりについて詳しく説明しています。
高齢者に特化した食事づくりとなると難しく考えていませんか?
無理せず高齢者に喜ばれる簡単レシピもご紹介します。

こんにちは。富山県で家事代行/訪問介護サービスを提供している中央ケアーサポートの水上です。
コチラでは家政婦の家事テクニック、介護におけるアドバイスをお届けします。
家事のこと、介護のことなら中央ケアーサポートにお任せください!

 

高齢者に向けた食事づくりで、難しく考えすぎたり、戸惑ってしまったりすることもあるかと思います。今回は高齢者にとって食事が難しくなる理由と調理のポイント、簡単なレシピをご紹介します。

 

高齢者にとって食事が難しくなる理由

高齢者にとって食事が難しくなる理由は様々です。年々味覚が衰え、噛む力や飲み込む力の低下、精神的なストレス、そして病気や体調不良などが原因の一つとしてあげられます。食が細くなったり、食べにくい食材が増えたりするため、栄養不足になりがちです。

人により、状況や感じ方は異なるため、食事をする中でどういったことが難しくなってきたのかよく見て対応を考えていきましょう

 

高齢者の食事の作り方のポイント

高齢者の食事作りのポイントをご紹介します。

 

できるだけ家族と同じメニューをアレンジする

高齢者に食事を提供する場合、一人だけ違うメニューにするのは避けましょう。できるだけ同じメニューにし、食べやすくするため、切り方や柔らかさを変えてアレンジして提供しましょう。

 

家族みんなで会話をしながら同じ食事をとることで、食事の時間が楽しくなります。特に高齢者になると疎外感が感じやすくなります。楽しい時間を共有するためにもできるだけ一緒に食べるようにしましょう。

 

食材は小さめにカットし、よく煮る

高齢者向けの食材は小さめにカットしましょう
野菜は小さく切った後、よく煮ます。よく煮ることで柔らかくなり、噛みやすくなります。肉は筋を切ったり、たたいて薄くしたり、ミンチにして噛みやすくしましょう。

 

食材は小さく切りすぎると返って喉につまる場合もあるので小さめがポイントです。料理内容によっては出来上がってから切ってもOKです。

 

また、白米は通常より多めの水で炊くこともおすすめです。少し柔らかめに炊くことで咀嚼の負担が減り、食事が疲れにくくなります

 

好みに合わせながら塩気は少し控える

健康のことを考えると塩分は控えめに越したことはありません。
しかし、慣れ親しんだ味は無理に変えると食欲が無くなります。本人がまず美味しく食べるということが食欲を促すきっかけにもなります。

 

食事中が辛い時間にならないように気遣う

食事中が辛い時間ではなく、楽しいと感じられるよう気遣いましょう。
盛り付けは大皿でたっぷりと出すと目でお腹がいっぱいになるという場合もあります。盛り付けの際は小皿に少しずつ盛るのもオススメです。

 

高齢者におすすめの簡単レシピ

料理の喉の通りが悪いとむせてしまうこともあります。とろみがあると食べやすくなるため、小麦粉、片栗粉を活用しましょう。簡単レシピを2品ご紹介します。

 

にしめ

高齢者に人気のにしめをご紹介します。

材料
・ごぼう 1本
・大根 1/4本
・ にんじん(中) 1本
そのほか季節の野菜
・厚揚げ 1丁
・顆粒だし
・砂糖 大さじ2
・醤油 大さじ2
・みりん 大さじ2
・お酒 大さじ2

 

作り方
1:野菜は全て乱切りの一口大に切ります。大きさをそろえましょう。
2:野菜は水からお湯で茹で、一度湯どうししましょう。お湯は一旦捨てます。 3:大きめの鍋に水を5カップ入れ、顆粒だし、調味料と野菜を入れて煮ていきます。調味料は砂糖、醤油、みりん、お酒を全て同量1:1:1:1で入れてください。
4:強火にしたあと中火にし、30分煮ます。
5:煮汁が少し残った状態になるまで煮ます。
6:家族用ににしめと煮汁を取り分けます。高齢者用に具材を取り出し、まな板の上にキッチンペーパーを引いて少し小さめに切ります。煮汁に水溶き片栗粉を入れもう一度火を入れます。具材を戻し、冷まして味を含ませましょう。

 

 

ポイント:野菜は小さめに切り、とろみを付けましょう。材料があると混ぜにくいので一回取り出すととろみがつけやすくなります。

 

野菜炒め

野菜をたっぷり摂りたい高齢者に人気の野菜炒めをご紹介します。

材料
・冷蔵庫で余っている野菜
・塩 少々
・胡椒 少々
・醤油(好みで)少量
・中華だし
・片栗粉

 

作り方

1:野菜は食べやすいサイズに切ります。
2:フライパンにサラダ油大さじ1を中火で熱し、かたい野菜から順に加え、炒め合わせる。
3:仕上げに塩、胡椒をし、お好みで醤油を入れます。醤油は鍋肌から少量入れます。
4:水で溶いた中華だしのスープに片栗粉を入れ再び熱し、とろみをつけます。
5:均一にからんだら火を止め、皿に盛りましょう。

 

ポイント:野菜は小さめに切り、とろみを付けましょう。

 

中央ケアーサポートの食事サポート事例

様々な献立を紹介しましたが、毎日作れないときもありますよね。
中央ケアーサポートでお食事のサポートを受けていただいている80代後半女性Aさんのケースをご紹介します。

 

中央ケアーサポートではお食事のサポートに週2回2時間伺っています。 Aさんのご要望を伺って、買い物から調理、片付けまでをおこなっています。Aさんがよくリクエストされるメニューは煮物、焼き魚、おひたしです。

 

普段はご自分で料理されているAさんですが、他の人に作ってもらうご飯はおいしいと喜んでいただいています。 中央ケアーサポートのスタッフと話しをするのも息抜きになり、楽しいそうです。

 

お食事のサポートプラン
頻度:週2回
時間:2時間 /回
内容:作り置き、片付けなど

 

まとめ

高齢者に向けた食づくりの工夫は、日々の食生活の中から生まれてきます。食品や総菜を買ってアレンジしてもよし。喉越しが良く、栄養価の高い市販の茶碗蒸しや卵豆腐をおすましにするのもオススメです。

家事に関することで悩まれたら何でも中央ケアサポートにお気軽にご相談ください。

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