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子ども部屋をキレイに保つには?片付けのコツを紹介

この記事では子ども部屋の整理収納について説明しています。
子ども部屋のお片付けに頭を悩ます保護者の方も多いと思います。今回は親子の片づけのスペシャリスト・田中ゆみこさんに整理収納のコツを伺ってきました。

こんにちは。富山県で家事代行/訪問介護サービスを提供している中央ケアーサポートの水上です。
コチラでは家政婦の家事テクニック、介護におけるアドバイスをお届けします。
家事のこと、介護のことなら中央ケアーサポートにお任せください!

 

片付けても、片付けてもいつの間にか散らかってしまう子ども部屋
「なんで片づけてくれないの!?どうして私が片付けなきゃいけないの!?」とイライラしていませんか?
今回は中央ケアサポートと提携している、親・子の片づけマスタ―インストラクターの田中ゆみこさんhttp://kataduke-plus.net)にお話を伺いました。

 

サンキュのインテリア・整理収納ライターとしても活躍している田中さん。田中さん自身も、片づけが苦手な男の子2人を育てるママです。実体験をもとにリアルな解決法を伝授していただきました。

 

「片づけ」の前にしなければならない大切なこと


子ども部屋が散らかっていても、お子さんはさほど困らないため、片付けしようとも思いませんし、散らかるのは当然。片付けを“習慣”として身につけるためには「自分で片付けたくなるような環境づくり」が何より大切です。

 

親からの子への声がけNGワード

片付けの際、保護者が子どもに言ってはいけない言葉があります。
きっと誰もが使ったことがある言葉「これいらないよね?捨てていい?」はNGワードです。「いらない」というのは保護者の方の一方的な気持ちです。「いらない」と思ったモノでも、お子さんにとっては「大事なモノ」かもしれません。

 

ただ「いる?いらない?」と聞くと「全部いる!」になってしまうことが多いので、お子さんの意見を聞くときは「今使っている?使っていない?」と質問していきましょう。

 

何をする部屋なのか、目的を考える

子ども部屋は、遊び・部活・勉強…様々な要素が含まれます。
どこで何をするのか?何のための子ども部屋なのか?目的を考えることが大切です。

 

1 勉強する
2 寝る
3 着替える・身支度する

 

それぞれスペースを決めると、そのスペースに必要な家具やモノが見えてきます。
どこで何をするのか考えると乱雑な状態が少しでも防げるようになるでしょう。

 

性格に合わせた仕組みづくり

収納方法はお子さんの性格に合わせて考えましょう。
例えばキッチリとした性格のお子さんにはハンガー収納でも洋服をハンガーにかけてくれますが、ズボラな性格のお子さんは洋服をハンガーにかけてくれません。その場合は、置くだけ収納にすることをおすすめします。このようにお子さんの性格に寄り添った仕組みづくりが大切です。

 

片づけの前に収納グッズを買わない

モノの収納をする時、何をいれるか考えずに真っ先に収納グッズを買っていませんか?インスタグラムなどで箱の収納を見て買いに行かれる方も多いと思います。箱を買う前に、何をどこにしまうか考えてから購入しましょう。

 

子ども部屋をキレイに保つ極意


子ども部屋をキレイに保つには「モノの整理→収納→片付け→掃除」の順番におこない、お子さんが自ら片付けられる環境をまず整えましょう

 

モノの整理から

収納場所にモノが溢れないよう、モノの整理からはじめましょう。お子さんのモノは勝手に捨ててはいませんか?小さいうちはごまかせますが、勝手に捨てると信頼関係が薄まっていきます

まずは保護者の気持ちを置いて、お子さんの意思を尊重していきましょう。今使っているか使っていないか、事実確認をし、使っているモノは身の回りに。使わないけど大切なモノは思い出ボックスを作り、しまいましょう。

 

 

収納と動線の関係性

子ども部屋でお子さんがどう動くのか意見を取り入れながら収納場所を決めましょう。一緒に収納する定位置を決め、「自分で片付けられた!」を増やすことが、片付けの習慣力をつける第一歩

 

時間は少しかかりますが、お子さんと一緒に考えるのが、親にとってもお子さんにとってもベストな方法です。大切なことは「①遠すぎない②高すぎない③重すぎない④複雑すぎない」の4つ。何がどこにあるのか把握しやすく出し入れもしやすい、ワンアクション収納を心がけていきましょう。

 

片付けは指定席を決めラベリング

片付けは毎日のこと。モノの住所を決め、ラベルを貼る「ラベリング収納」はおすすめです。モノの指定席を決めておくと、散らかっていても毎日10分で整理整頓が完了します。

 

そのとき気をつけたいのはラベルにこだわりすぎないこと。英語表記は見た目がおしゃれですが、お子さんには分かりにくいことも。

マスキングテープとサインペンで簡単に済ませ、小さい頃は絵、ひらがなで。大きくなったら漢字で表示し、子どもの使いやすさを第一にラベリングしましょう。

 

子ども部屋は保護者が定期的にサポートを


暮らしの節目、季節の節目には保護者とともに整理収納を行いましょう。進級・進学する4月にむけて片づく仕組みを見直すことをおすすめします。

 

教科書や参考書の手放し方・しまい方

小学生の場合は、前年度の教科書を見返すことはほとんどありません。「いつか見るかも…」と教科書を残しておく方も多い教科書ですが、処分しても大丈夫です。

ただ、中学受験を考えているご家庭は、小学4年生~6年生までの教科書を残しておくことをおすすめしています。

 

中学生の場合は、高校受験に備えて主な科目のみ3年間分を保管します。しまい方は、教科書や参考書は引き出し収納ではなく、立てて収納すると出し入れしやすくて便利です。

 

思い出の作品の片付け方

学年末に大量に持ち帰ってくる工作や絵。つい捨てたくなりますが、すぐに捨てるとお子さんが傷ついたりする場合もあります。

 

どのように残すか?を考える前に、一度はリビングの一角に飾るとお子さんも喜びます。

。手放し方は、展示スペースからはみだしてきたら残すのか処分するのか子どもと話しあいをしてください。立体作品で形のまま残しておきたいモノは箱で保管。写真をとって残すのもオススメです。

 

片付けと掃除は定期的にメンテナンスし、お子さんの成長とともに仕組みも変更してください。

 

まとめ

子ども部屋が散らかるのは当然です。
「整理整頓は子どもができるようになるまでは一緒にやりましょう。4年生の息子は今でも私と一緒であれば片付けてくれます(笑)」と田中さん。

 

子ども部屋が整ってくると探しモノが少なくなり、忘れモノもなくなりお子さんの心も安定していきます。片付けの仕組み作りが整うと「片付けして!」と一方的に怒る言い方も少なくなります。その結果、親子の関係も円滑になり、いずれ子どもだけでも出来るようになるでしょう。

 

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